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旅の終わり




今日も引き続き旅の続き、そして完結です。






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Istanbul / Sirkesi Gari


旅の終わりはちょっと寂しい。


毎日挨拶をするようになった宿の入り口横にある絨毯屋の若い客引きのおにいちゃんに
さよならを言い、重い荷物を持ってトラムの駅へ。

いつものことながら、荷物の重さにうんざりしながら、空港にやっとたどりつき、
チェックインで荷物を預け終わるとほっと一息、
飛行機を待つ間はいつも、コーヒーを飲みながら全体の旅費などを計算する。
待合いのカフェで隣に座った3人の子どもたちが、手帖に書いた漢字をめずらしそうに見る。
書いている内容はわからないとは思うけど、日記のページを見られるのはなんだか恥ずかしかった。

頭は仕事のことをたどりつつ、それまでの旅の行程もひとつひとつたどっていく。
トランジットの間はぼんやり本を読み、日本に着くまではいろいろなことを思い返す。
そして日本に着いた途端、袖をぐいっとつかまれて現実に戻される。
あー帰ってきた、と思うと同時に、旅が終わったなぁ・・・と思う。
そのかんじがいつもなんともいえず寂しい。


帰ってきたらあれが食べたいとかこれがしたいとか思いながらも、
気持ちはまだ少しだけよその国。。。




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Istanbul / Maiden's Tower


宿のスタッフの人たちのホスピタリティに癒され、
田舎ではどこの店にいってもチャイをすすめられ、
道を聞けば、遠くでも人に聞きながら連れて行ってくれる。
トルコでは公園で座っていると、なぜか一緒に写真を撮ってくれと
男性からも女性からも子どもからも言われたり、
そうかと思えばだまそうとやたらと上手な日本語で声をかけてくる人もいたり。
ブルガリアで入ったお店の店主は、
はじめはとっつきにくそうだったのに最後はものすごくよくしてくれたり、
強面なのに話してみると割腹のいいとてもやさしいおじさんだったり・・・・



そんな出会った優しい人たちや、たくさんの素敵な風景のことを思い出しながら

また次はどこへ行こうかと考える日々が、はじまるのでした。






今回の旅日記、これにて完結です。
長々とおつきあいいただきありがとうございました。



今回はとてもいい出会いに恵まれて、
たくさんの刺激をもらった旅でした。
道中、お会いできたみなさま、
お会いできてほんとに楽しかったです。
ありがとうございました。

またどこかで お会いしましょう。

by monolom | 2012-08-10 12:30 | travel
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